カブトムシの幼虫は朽木が大好き・・・なハズ

前回、私が開発(?)した『水冷式再発酵防止飼育ケース』によって再発酵が収まったマットですが、時間が経って自然に再発酵が収まった可能性がある事は秘密です(笑)

いずれにせよ、温度が下がったのは事実です。翌日もマットの温度は29℃でした。これで安心して幼虫を投入することが出来ます。

 

ところで、マットの中に朽木を入れると効果的だという事をご存じでしたか?

自然界においてカブトムシの幼虫がたくさんいる所は、シイタケの栽培に使われなくなった廃ホダ木の下だと言われています。クワガタの幼虫がホダ木を食べる事は良く知られていますが、カブトムシの幼虫がホダ木を食べる事はあまり知られていません。1齢、2齢幼虫ではなくて3齢幼虫にとって最適なエサになるようです。

 

と、ここでウンチクを述べるのは簡単です。では 本当に幼虫は朽木が好きなのか実験 してみます。

 

購入した朽木は以下の2種類です。

くち木
くち木(フジコン製)です。近くのコーナンで買ってきました。林の中から探してきても良かったのですが、雑虫が混じっていたらイヤなので店で購入することにしました。

もうひとつはこれです。

バイオくち木
バイオ くち木ブロック(フジコン製)です。”バイオ”という言葉に惹かれてしましました(笑)普通の朽木より値段が高めなので、もし食いが悪かったらもう買う事はないでしょう。なんと言っても”バイオ”ですよ!”バイオ”!!きっと幼虫も目をキラキラさせて食べる・・ハズです。

 

くち木とバイオくち木

左がバイオくち木、右が普通のくち木です。なんだかバイオくち木の方が迫力があります。迫力があっても幼虫に見向きされなければ意味がありませんが(笑)

 

くち木をよく見てみたら面白いものを発見しました。

朽木にキノコ

幼虫??いや、違います。これは キノコ です。シイタケが生えなくなって廃棄されたホダ木を再利用して販売しているので、このようにキノコが生えていてもおかしくないでしょう。このまま放っておくと立派なシイタケになりそうですが、私はシイタケよりカブトムシの幼虫の方が大事なので、この朽木はマットの奥深くに眠ってもらいます。

 

朽木の説明書通り、水分を含ませてからマットに投入します。

水に漬けた朽木

あまり水分が多いとカビやダニの発生原因になるみたいです。この朽木は4~6時間水に漬けたのち、半日ほど影日干ししました。ちなみにバイオ朽木は数分間のみ水に漬けるだけでOKです。説明書をよく読みましょうね。

 

朽木をセット

水分を含ませた朽ち木をこのようにセットしました。この上からさらにマットをかぶせて完成です。

 

同じ仕掛けを添加剤を加えたきのこMat(月夜野きのこ園)、 マスターズBeetleマットダイナステス マスターズ 廣島)にセットしました。それぞれマットは30リットル、幼虫は6匹ずつ投入します。

 

ついでなので、現在幼虫を育てている飼育ビン内の温度を測ってみました。

何と30℃

おおっと!何と 30℃ 強 でした。意外に高い温度でビックリしたのですが、この温度でスクスク幼虫が育っていたと知って何だか安心しました。きっと少々温度が高くても大丈夫だよ・・・と信じたいです(笑)

 

ここで、現在のカブトムシの幼虫を見てみます。

カブトムシの幼虫

左が添加剤入りのマスターズBeetleマットダイナステス マスターズ 廣島)、右が添加剤入りのきのこMat(月夜野きのこ園)です。

今の所大きな違いはありませんが、もう少ししたらしっかりと幼虫の体重を測ってみようと思います。しかし・・・でっかくなったなぁ~(遠い目)

 

幼虫を投入

マットの上に6匹を並べました。

あっという間に潜る幼虫

あっという間に潜っていきました。

さて、飼育ビンより広々と、さらに朽木も投入したので幼虫にとって最高の環境ではないかと思います。これからしばらく放置する予定ですが、朽木が本当に食べられているか確認したいですね。時々掘り出してみようかな~(笑)だめだとわかっていても、見てみたいんだもん。

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